2017年03月07日

様は褒にがむ

「そうか。この子もわたしを好きか。お前は本当に可愛らしいことを言う。せめて辛くないように、ゆるゆると時間をかけてやろうな。」

「あい、旦那さま。」

細雪の震える茎を、温かな大きな手のひらが包んだその時、不意に階下で誰かの喚く声がした。
水を差された不興の色が澄川の顔に浮かぶ。


「きゃあーーっ!」

「だから話をしている。なぁ……徳子は元々俺のものになるはずだったんだ。少しばかり見目良いからと言って、柏宮が横合いから掻っ攫って行ったんだ。基尋は徳子に瓜二つdermes激光脫毛なんだ。金ならいくらでも積んでやるから、ここに連れて来い。俺があいつを身請けする。」

「そのお申し出は、きっぱりお断りいたしんす。」

「……なんだと?」

優雅に会釈をして退出する憧憬の夫人に、どれほどあがいても本郷の手は届かなかった。

そして、今また、徳子の顔の細雪という名の花魁が、自分を袖にする。

「本郷の宮様。何をなさっておいでなのです。こんなとdermes激光脫毛ころで、そんなものを振り回すなんて……おやめください。」

「徳子……あんたに贅沢させてやるために、俺は馬車馬のようしゃらに働いたんだ。いっそ、一緒に死のう……な?……なぁ、それだけが、この世であんたを手に入れる手段なんだろう?」

「いやだっ、兄さんっ。」

必死に抑える細雪の置いた手のひらが、真っ赤に染まっていた。血はどくどくと溢れ止まらない。

「さ……さめ、無事……かい……?」

「あい、兄さん、でも、兄さんがっ。血が……血が、こんなにたくさん……」

「ば……かだね。部屋に居ろと言っただろう……でも……光尋めてくださるだろうかねぇ……」
雪華花魁の現での名前は、矢嶋真次郎(やじましんじろう)という。
相場で身代を失い首をくくった父親の借財を引き受けて、わずか9歳dermes 脫毛で禿として花菱楼に入ったのだと澄川から話を聞き、基尋は雪華の悲しい過去に涙した。



Posted by だけを平らに削っ at 13:03│Comments(0)
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